縞模様のパジャマの少年/Dir マーク・ハーマン
第2次世界大戦下、ドイツ、ベルリン。
ナチス将校である父の転勤で友達と離ればなれになり、
寂しい思いをしていた少年、ブルーノ。
彼が新しい土地で見つけた友達はなぜか、いつも縞模様のパジャマを着て
有刺鉄線の向う側にいる――。
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という、あらすじを聞いただけでも、悲しくて苦しくて救いようのない話。
でも時には打ちのめされるような想いがしたくて観に行った。
全編を彩る静かなピアノの音が物悲しい。
内容な若干教科書的過ぎる気もしたけれど、
最後は終わるべくして終わったという感じ。
下手に救いがあるよりもずっといい。
救いようのない人の咎、
いまもどこかで、形を変え繰り返されているだろう悲劇。
強くオススメという訳ではないけれど、
そういうことについてたまに考える
いいきっかけになりました。
ちなみに監督は「ブラス!」や「リトル・ヴォイス」のマークハーマン。
原作はジョン・ボインのベストセラー小説。
本筋とは関係ないけれど、画がきれいな分、
軍服や洋服がとても人物の肌と舞台の空気に馴染んでいて、
それに比べると日本人の洋服なんて着せられてるようなものだなあと思ってしまった。
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